定め

遠く、とめどなく広がる
ゴールなどないほどに・・・

定まった運命など辿りたくないと足掻くことこそ
足を取られて沈んでしまうようで

迷宮に一歩踏み出せば楽園が待っている
戯言だと断言できないのはきっと弱さ
痴事だと弾糾できないのはきっと愚かさ
間違いだと分かっているはずなのに・・・

頭では分かっていた
けれど今からどうやって変えることが出来るのだろうか

微温湯に浸かる生活
確かに荒波が吹かず
確かに平和で
確かに平等で
片時も変化のない
そんな、世界

ねえどこかにゴールはあるの?
ねえ本当に始まっているの?

どこまでも声は届かない