きょうき

狭い世界に閉じこめられた籠の鳥
でも籠から外へでてどこへ行ける?

広い青を仰いだこともない
ただ真っ逆様に地に叩きつけられるだけ

自ら籠に閉じこもる
それだけが私を守る全て
そんな中外に無理矢理連れ出した
暖かい、狭い場所は絶えず訪れる楽園だったのに

もうあなた無しでは生きられない
私が息をすることができるのはあなたがそばにいるから
背後を気にしないで歌うことができるのはあなたが見守るから

あなたがいないと不安でたまらない
命を絶ってしまいたいほどの恐怖

だからあなたの腕の中で閉じこめていて
私があなただけを見つめ続けるから他に興味を示さないで
鳥はきっとあなたのそばを離れない

そしてあなたは私の鳥籠
狂喜にさわぎ猛ぶ感情を薙ぎ倒す
私だけのための守人